他塾のと比較・お母さんの視点・小学生の勉強など、7つのブログで学力向上委員会の考えをまとめました。
その子の間違えを追いかける
うん、間違えは間違えだけど
間違え方が気になるのよね~。
わからなくて間違えたのか、
ミスしただけなのか。
「わからなくて」ならば
理解するまで解説が必要で、
「ミスした」ならば
ミスの傾向を知りたい。
ミスの傾向がわかれば、
その奥に潜む理解の浅さか
その奥に潜む思考経路の雑さか
その奥に潜むノートの雑さか
その奥に潜む国家的陰謀かが
わかってくる。
間違えに対して
コチラが追っかけまくる。
コレがワタシのスタイルです。
「あとは覚えるだけ」は超注意
あとは覚えるだけです!
ってよく生徒から出てくる言葉だけど、
コレってけっこう危険。
ただ覚えただけじゃ
答案用紙に正答は書けないよね。
たとえば「ペリー」って覚えたって、
幕末に浦賀沖に来航した人は?
アメリカ大統領の親書を携えてきた人は?
アメリカ東インド艦隊司令長官は?
捕鯨船の寄港地として開港を求めた人は?
日米和親条約を結んだ人は?
泰平の眠りを覚ます上喜撰・・・でうたわれた人は?
いろんな問われ方するけど、
「ペリー」覚えたからって全部に対応できん。
ペリーの目的や時代背景、
その後の展開を理解してないと
せっかく覚えた「ペリー」は出て来ん。
結局必要なのは「理解」
暗記系の社会も理解があってこそ。
社会の伸びが悪い原因は
「覚えるだけ」のせいかもしれません。
考えない小学生にならないために
たくさん問題を解かせるのはイイ。
だけど
間違えたときに
なぜ間違えたかをハッキリさせずに
解かせ続けるのはダメ。
その子のアタマの中で
「このパターンで問題が出たら
こういう式にすれば正解になる」という
理解抜きの解法で乗り越える
ことを覚えてしまうから。
とにかく問題解かせればイイ作戦は
こんな理由でダメ。
表面上はわかりませんよ。
そのあとずっとマルが続くから。
でも、その理解の上に成り立つ
新しい内容に行ったときズッコケます。
そのときズッコケなくても
中学に入ってからズッコケます。
でも本人はそのズッコケの原因をなんだかわかりません。
わかるわけがないんです。
だってずっとそう勉強してきたんだから。
残念ながらそんな子は
入試で難問を解くことは
キビしくなります。
考えない小学生が
ある程度のところで伸びが止まるのはそのため。
お母さん、コレ明確です。
小学生は英語にあわてない
英語がダイジなのはもちろんだけど、
小学生の英語の勉強は
小学校の英語で十分って思う。
教室で中1から英語を勉強するけど、
英語で困っている子を見た子がない。
だから
英検を取ることにチカラを注ぎ過ぎて
土台スカスカの英文法を作るのは疑問大。
モチベーション上げるためにはナイスだけど、
そもそも英検4~5級は
高校受験で加点にならない。
中学生用のテキストを使って
小5に関係代名詞を教える意味もわからん。
そんな子に関係代名詞って何か聞いても
まったくわかってない。
そりゃそうさ。
言語への認識の薄い小5の子に
そんな高度な内容がつかめるわけない。
年齢相応の内容ってあるのよ。
価値あるな~って思うのは
外国人の先生と英会話すること。
コレは英語に慣れるからゼッタイいい。
英語に慣れるって学ぶものじゃないからね。
中学校に行ったら
テストのリスニング問題取れちゃうね。
英語に慌てることはない。
志望校合格のために今何をすべきか?
(=今何をすべきでないか?)
お母さん、それ明確です。
残念ながら自学自習はスグ限界
自学自習には限界がある。
国語はとにかく問題を解いて
チカラをつけるなんてムリ。
なぜその選択肢になったか?
記述はどこまで書けば正解か?
問題集についてる解答解説を読んでも
合点いかないことがほとんど。
(紙面が限られてるから仕方がない)
そもそも文章の読み方が
筆者の考え方を探るんじゃなくて、
その子なりの解釈になっていることもある。
作文はどうする?
ただ書き続けてもイイ作文は書けない。
自学自習には限界がある。
意識の高い高校生は問題ないけど、
中学生に自学自習は厳しい。
見誤ってはいけない現実です。